いとおかし 漢字。 「可愛い」の文化は「いとおかし」

「可愛い」の文化は「いとおかし」

いとおかし 漢字

「いとおかし」の意味 「いとおかし」の意味を紹介します。 「いとおかし(いとをかし)」の「おかし(をかし)」は、平安時代の「枕草子」などで多くみられる言葉です。 「おかし(をかし)」の意味は、現代の「おかしい」が持つ「こっけいな」といったものとは違います。 「おかし(をかし)」とは、美に対する感嘆・称賛などを表わす言葉とされています。 「おかし(をかし)」の語源は、「愚かなもの」を表わす「をこ」に由来しているとされています。 「おかし(をかし)」は、一般的には「趣(おもむき)がある」と現代語に訳されますが、趣があるだけではカバーできない多くの意味を持った言葉になっています。 「いとおかし」の使い方例 「いとおかし」の意味は、一般的にはとても趣があると訳されますが他にも多くの意味を持っているようです。 次に、「いとおかし」の使い方例を紹介します。 現代語に訳すれば、笛をとても見事に吹き鳴らして立ち去ったようだとの意味になります。 この場合の「いとをかし」は美しくやキレイによりも広がりを持った意味があると考えられています。 現代語に訳すると、また、ただ一つ二つと、かすかに光って飛んでいるのも趣がある・風情があるになります。 現代語に訳すると、妻は「こっけいだ」と思って笑ってやめてしまったになります。 「いとおかし(いとをかし)」には、趣がある・風情があるなどの意味だけでなく、美しい・きれいな・愛らしい・すばらしい・優れた・見事な・興味深い・おもしろい・こっけいな・おかしいなどの意味もあるようです。 「いとおかし」の今風の言葉 「いとおかし(いとをかし)」の意味には5つあります。 ・美しい、きれいな、愛らしいなどの意味 ・すばらしい、優れた、見事などの意味 ・趣がある、風情があるなどの意味 ・興味深い、おもしろいなどの意味 ・こっけいな、おかしいなどの意味です。 今風に使うのも難しそうです。 「趣がある・風情がある」場面で使えれば注目されますが、「こっけいな・おかしい」意味のほうが使いやすそうです。

次の

「いとおかしです」とはどういう意味でしょうか?

いとおかし 漢字

「ちはやぶる」の意味とは? 「神」を表現する言葉から… 「ちはやぶる」は和歌で使われる、 枕詞(まくらことば)と呼ばれるものです。 枕詞は特定の言葉の前に置くことで、和歌の語調を整えて情緒を生み出すために使われます。 「ちはやぶる」は、 「ちはやぶ」という言葉が変化したものです。 「ちはやぶ」とは、• 勢いよく激しく振る舞う• 強く乱暴なこと、強暴 …という意味の言葉で、その様子から 「神」を表現する言葉にもなりました。 日本の神様には私たちを守るだけでなく、災害を起こす側面も持ち合わせています。 そのため「ちはやぶる」は、 「神」にかかる枕詞となったんです。 また「ちはやぶ」という言葉は、万葉集が書かれた古い時代に使われたものです。 当時は貴族ではなく「氏(うじ)」と呼ばれる、同じ祖先を持つ家族集団が勢力を争っていました。 そこで強い勢力を誇る「氏」から転じて、同じ音である 地名の「宇治(うぢ)」の枕詞ともなりました。 在原業平の和歌の意味は? 「ちはやぶる」の意味を踏まえた上で、平安時代初期の貴族・歌人である 在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ次の和歌の意味を考えてみましょう。 ちはやぶる 神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは ちはやぶるは「神代」にかかる枕詞です。 和歌のルールには、枕詞は訳さないというものがあります。 そのためここでは、「ちはやぶる」は訳しません。 「神代」は… 「神様がいた時代」という意味で、「きかず」をつけることで「神代にも聞いたことがない」となります。• 「竜田川」は… 奈良の竜田山から流れる「竜田川」の事で、現在も奈良にある川です。• 「からくれなゐ」は… 「からくれない」と読み、「鮮やかな紅色」を指します。• 「水くくる」は… 「水くくる」の「くくる」は染め物の「絞り染め」のこと。 竜田川が絞り染めのように赤いと表現しているんです。 これらを合わせると、在原業平の和歌は次の意味となります。 「ちはやふる」との違いは? 「ちはやふる」とは 百人一首を題材として人気を博した映画のタイトルは 「ちはや ふる」でしたが、ちはやぶるとは違うのでしょうか? 実は 「ちはやふる」は「ちはやぶる」と同じ言葉で、意味にも違いはありません。 ただ、在原業平の和歌では、「ちはやぶる」を使っており、この和歌を指す場合は「ちはやぶる」と濁るようにしましょう。 「千早」にも「神代」にも 特に違いのない「ちはやぶる」と「ちはやふる」ですが、「ふ」が濁らない例があります。 それは、 古典落語の「千早振る(ちはやふる)」を指す場合です。 「千早振る」では、和歌の意味がわからなかった男が、長屋の先生に解釈を求めます。 ところが先生も意味がわからなかったため、その場でデタラメの解釈をしてしまいます。 「千早振る」での「ちはやぶる」の解釈を、簡単に説明しますね。 竜田川という力士が、花魁「千早」に告白しますが振られてしまいます。 振られた竜田川は、妹分の花魁「神代」に告白しますが、やはり振られてしまいました。 そのショックで成績不振となった竜田川は、力士を廃業して実家の豆腐屋を継ぐことにします。 しばらくすると豆腐屋にみすぼらしい姿の女が現れ、「おからをわけてください」と言ってきます。 実はこの女は「千早」で、気づいた竜田川は怒って突き飛ばしてしまいます。 突き飛ばされて井戸の近くで倒れ込んだ千早は、自分が悪いと井戸に身投げしてしまいましたとさ。 「ちはやふる」が女性の名前に、「からくれなゐ」が「おからをください」とするなど、 デタラメで面白い落語です。 落語は説明されるより実際に見るほうが面白いので、演芸番組や独演会をぜひチェックしてくださいね! 【関連記事】 美しい和歌と、面白い落語と 「ちはやぶる」は和歌で使われる枕詞で、「神」と「宇治」にかかる言葉です。 ちはやぶるには「勢い良く」という意味がありますが、和歌で使うときは訳しません。 有名な和歌は、竜田川が赤く染まる様子を読んだものですが、実は屏風を見て歌ったというから驚きです。 そして「ちはやふる」と濁らない落語の「千早振る」は、とんでもない解釈がとても面白いんです! 「ちはやぶる」の意味を覚えて、百人一首や和歌、そして落語を楽しみませんか?.

次の

「ちはやぶる」の意味とは?「ちはやふる」との違いは?

いとおかし 漢字

「おかし をかし 」とは? おかし をかし とは、平安時代の『枕草子 まくらのそうし 』などで多くみられる、 美に対する感嘆、称賛などを表わす言葉です。 語源は、「愚かなもの」を表わす「 をこ 尾籠、烏許、痴 」に由来するといわれています。 平安時代の文学においては、「をかし」と「もののあはれ」が重要な概念とされています。 「をかし」は 明るく知性的な美と言われるのに対し、「もののあはれ」は しみじみとした情緒の美と表現されます。 どちらの言葉も「趣 おもむき がある」と訳されることがあるので似ていますが、本質的には違った概念です。 「いとおかし」の意味は? 「いと」は、「 とても、非常に」という意味を持つ言葉です。 「いとおかし をかし 」を考える場合に問題となるのは、後半の「をかし」です。 平安時代の文学で使われていた「をかし」の意味は、 現代の「おかしい」が持つ「こっけいな」といったものとは違います。 「をかし」は一般的には「 趣 おもむき がある」と現代語に訳されますが、これだけではカバーできない多くの意味を持った言葉です。 それらの様々な意味を、例文とともにみていきましょう。 取り上げた文学作品は、時代の古いものから新しいものへと並べました。 1 美しい、きれいな、愛らしい けづることをうるさがり給 たま へど、 をかしの御髪や 『源氏物語 若紫』 【現代語訳】 髪をとかすのを嫌がるけれど、 美しい御髪 おぐし ですねえ 「をかし」のそもそもの意味は、このように「美」を表現するものだったと考えられています。 2 すばらしい、優れた、見事な 笛を いとをかしく吹き澄まして、過ぎぬなり 『更級日記 大納言殿の姫君』 【現代語訳】 笛を とても見事に吹き鳴らして、立ち去ってしまったようだ 「美しく、きれいに」とも解釈できますが、「をかし」の意味が少し広がりを持ってきていると感じられる文章です。 3 趣がある、風情がある また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも をかし 『枕草子 春はあけぼの』 【現代語訳】 また、ただ一つ二つと、かすかに光って飛んでいるのも 趣がある 雨など降るも をかし 『枕草子 春はあけぼの』 【現代語訳】 雨などが降るのも 風情がある 『枕草子』は「をかしの文学」といわれるように、このように「をかし」という表現が多くみられます。 「風情 ふぜい がある」と言い換えても変わりがありません。 4 興味深い、おもしろい をかしきことにもあるかな 『竹取物語』 【現代語訳】 興味深いことだなあ また、野分の朝 あした こそ をかしけれ 『徒然草』 【現代語訳】 また、大風の翌日は 興味深いものがある 意味が「趣がある」から「興味深い」へと変化し、最初の「うつくしい、きれいな」からは少しずつ離れてきています。 5 こっけいな、おかしい 妻、 をかしと思ひて、笑ひてやみにけり 『今昔物語集』 【現代語訳】 妻は「 こっけいだ」と思って、笑って 夫を責めるのを やめてしまった 現在の私たちが使っている「おかしい」の意味と、とても近いといえるでしょう。 そして、室町時代以降に意味は「こっけいな、おかしい」が主要なものとなっていきました。 これが、江戸時代になると「滑稽本」などで広く一般に定着し、現在の「おかしい、おもしろい」に至ったと考えられます。 まとめ• 「をかし」とは、平安時代の『枕草子 まくらのそうし 』などで多くみられる、 美に対する感嘆、称賛などを表わす言葉です。 「もののあはれ」が しみじみとした情緒の美と言われるのに対し、「をかし」は 明るく知性的な美と表現されます。 「をかし」の意味は、時代とともに少しずつ変化してきました。 それらを古い順に並べると、次の 5つの意味となります。 1 美しい、きれいな、愛らしい 2 すばらしい、優れた、見事な 3 趣がある、風情がある 4 興味深い、おもしろい 5 こっけいな、おかしい 関 連 ペ ー ジ.

次の