人権に関する啓発行事の一環として,県内の小・中・義務教育・高等学校,特別支援学校の児童・生徒及び一般から人権に関するポスターを募集し,優秀な作品の発表・表彰を行うことにより,児童・生徒等の人権に関する理解を深め,人権尊重の精神を養うとともに,差別のない明るい社会の実現を図ります。 2 主催等• 主催 鹿児島県• 共催 鹿児島地方法務局,鹿児島県人権啓発活動ネットワーク協議会• 後援 鹿児島県教育委員会 3 応募規定 1 内容 差別のない明るい社会の実現を図るため,日常の身近な題材により,基本的人権の尊重・擁護等を訴えるもの 2 応募資格 県内の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校の児童・生徒及び一般(学生を含む) 3 用紙等• 画用紙の規格は,「4つ切り・縦書き」を基本とします。 ただし,小学校,義務教育学校1~6年及び特別支援学校については,「8つ切り・縦書き」も審査対象とします。 横書きは審査対象としません。 材料は,クレヨン・水彩・ポスターカラー等を使用してください。 作品にキャッチフレーズを入れる場合は,人権尊重・擁護の趣旨に沿った内容としてください。 作品の裏面には,必ず応募票を貼り付けてください。 4 応募期間 令和2年8月1日 日曜日 ~9月30日 水曜日 当日消印のものまで有効とします。 5 送付先等 1 送付先 〒890-8577 鹿児島市鴨池新町10番1号 鹿児島県総務部男女共同参画局人権同和対策課 2 送付方法• 児童・生徒の作品は,学校単位で学年毎に区分し,「人権に関するポスター団体応募票」(別記様式)を添えて送付してください。 一般の方がグループ単位で応募する場合も,団体応募票添付の上,代表者が一括して送付してください。 作品は折らないでください。 厚紙を入れるなどの保護対策をして送付してください。 6 審査方法及び発表 応募作品の審査は,県が委嘱する審査員が行い,次のとおり入賞作品及び学校賞を決定するとともに,入賞者には学校長(一般の方がグループ単位で応募する場合はグループの代表)を経由して通知します。 なお,個人の場合は,県から直接通知します。 7 表彰 最優秀賞,部門別最優秀賞の受賞者及び学校賞受賞校は,令和3年2月2日 火曜日 に川商ホール(鹿児島市民文化ホール)で開催予定の「人権同和問題県民のつどい」において表彰します。 優秀賞及び入選の受賞者へは賞状及び副賞 作品の写真を焼き付けた楯等 を,学校の場合は学校長を経由して,一般の方については直接若しくはグループの代表を通じて送付の上,授与します。 副賞 左から優秀賞,部門別最優秀賞,全体の部最優秀賞,入選,学校賞 8 その他• 応募作品は1人1点とし,自作の未発表のものに限ります。 なお,複数人による作品は審査の対象としません。 応募作品に係る諸権利(著作権等)は主催者である鹿児島県に帰属します。 入賞者及び入賞作品については,氏名,学校名,学年,作品を県のホームページで公表するとともに,当該作品を利用して人権啓発のためのポスターの原画,パネル展示会等に使用し,当該情報は報道機関へも提供します。 なお,不都合がある場合は,事前に申し出てください。 応募作品は,原則として返却しません。 文字は,読みやすく,間違いのないようにしてください。 新聞,雑誌等に発表されたものの模倣は避け,自由な発想で制作してください。 「人権に関するポスター応募票」に氏名等を記載するときは,漢字・ふりがなに誤りがないよう十分注意してください。 9 実施要項及び応募票 下記からダウンロードしてください。 応募票 児童生徒(/) 一般(/)• 団体応募票(/).
次の参考にしよう 法務省が掲げる 17の人権課題 いじめや虐待、障害者や外国人に対する偏見・差別など、 ひと言で「人権」と言ってもさまざまな課題があります。 法務省では17の人権課題を重点目標に掲げ、人権擁護活動に取り組んでいます。 キャッチコピーを考える際の参考にしてみてください。 女性の人権を守ろう• 子どもの人権を守ろう• 高齢者の人権を守ろう• 障害を理由とする偏見や差別をなくそう• 同和問題(部落差別)を解消しよう• アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう• 外国人の人権を尊重しよう• HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見や差別をなくそう• 刑を終えて出所した人に対する偏見や差別をなくそう• 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう• インターネットを悪用した人権侵害をなくそう• 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう• ホームレスに対する偏見や差別をなくそう• 性的指向を理由とする偏見や差別をなくそう• 性自認を理由とする偏見や差別をなくそう• 人身取引をなくそう• 東日本大震災に起因する偏見や差別をなくそう 人権課題の詳細は、 法務省のホームページを参照してください。 ウェブサイト上の応募フォーム(1回の送信につき10作品までに限る。 電子メール(1回の送信につき1作品に限る。 郵送(応募用紙又はハガキ1枚につき1作品に限る。 9月30日(月)必着) 〔 必要事項 〕• 作品、作品の趣旨、氏名 ふりがな 、〒住所、電話番号を明記 〔 提出先・問合せ先 〕 東京2020公認 人権啓発キャッチコピーコンテスト事務局(株式会社公募ガイド社) 〒105-0011 東京都港区芝公園1-8-21 芝公園リッジビル5F メール:(提出) copy jinken2019. 〔 コンテスト名 〕 「東京2020公認 人権啓発キャッチコピーコンテスト」(以下「本コンテスト」という。 ) 〔 募集内容 〕• 各種人権啓発活動で使用する、ポスター、チラシ、パンフレット、横断幕等に表示するキャッチコピー。 当該キャッチコピーの趣旨 〔 スケジュール 〕• 募集期間:令和元年8月9日(金)から同年9月30日(月)まで• 各賞:最優秀賞(1作品) 賞状・副賞(6万円相当)、「人権の世紀」記念賞(1作品) 賞状・副賞(4万円相当)、全国人権擁護委員連合会会長賞(2作品)賞状・副賞(3万円相当)、法務省人権擁護局長賞(2作品) 賞状・副賞(3万円相当)• 結果発表:法務省ホームページ及び募集用ウェブサイト上で行う。 表彰式:最優秀賞及び「人権の世紀」記念賞受賞者に対する表彰式を開催予定(東京都内) 〔 主催 〕 法務省人権擁護局、全国人権擁護委員連合会 〔 後援 〕 文部科学省、公益財団法人人権教育啓発推進センター、公益財団法人人権擁護協力会、一般社団法人日本新聞協会、NHK、公益財団法人日本サッカー協会 〔 趣旨 〕 我が国では、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控え、未来に向けて社会全体で人権問題に取り組もうとする機運がかつてなく高まっている。 このような状況の中で、法務省の人権擁護機関では、多様な主体が互いに連携し、支え合う共生社会の実現に向け、各種の人権啓発活動を実施することを通じて、誰もがお互いの人権を尊重し合う「心のバリアフリー」を推進している。 この「心のバリアフリー」は、「誰一人取り残さない」社会の実現を掲げている、平成27年に国連サミットにおいて採択された持続可能な開発目標(SDGs)の理念とも合致するものであり、法務省の人権擁護機関においても、SDGsの達成に向けて、人権啓発活動のなお一層の取組強化に努めていくこととしている。 本コンテストは、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて醸成された人権尊重の機運の中で、「人権啓発キャッチコピー」を広く公募し、これを法務省の人権擁護機関が実施する人権啓発活動で幅広く使用することにより、大会のレガシーとして継承するとともに、SDGsの理念の普及促進を図るものである。 〔 応募資格 〕• 日本国内在住の個人に限る。 国籍は問わない。 コピーライター等のプロフェッショナル又はアマチュアの別を問わない。 年齢は問わない。 ペンネームのみでの応募は受け付けない。 集団、団体等のほか、団体の代表としての肩書付の個人からの応募は受け付けない。 〔 選考基準 〕• 募集要項の趣旨に合致したものであること。 「人権尊重理念の普及促進」に効果的なものであること。 斬新かつ興味深いキャッチコピーであって、衆人の目にとまり、人々が関心を持ち、強く印象に残る内容のものであること。 商業的、政治的又は宗教的宣伝にならないものであること。 人々に不快又は嫌悪の情を催させないものであること。 〔 注意事項 〕• 応募時の留意事項• 応募作品は、返却しない。 応募作品は、オリジナルかつ未発表の作品に限る。 文字数の制限はないが、キャッチコピーとして適切な文字数とすること。 応募作品数の制限はないが、1作品につき1枚の用紙又は1ファイルを用いること。 応募の際には、氏名、住所及び電話番号を明記すること。 応募に係る費用は、全て応募者の負担とする。 郵送による提出の場合には、必要な切手の貼付のないものは受け付けない。 禁止事項• 第三者の知的財産権等の権利を侵害していないものであること。 第三者の知的財産権等の侵害が認められた場合には、失格とし、受賞後の場合には入賞を取り消す。 応募者は、作品の応募により募集要項の記載事項に同意したものとみなす。 募集要項に違反した場合は、失格とし、受賞後の場合には入賞を取り消すことがある。 入賞作品の活用• 入賞作品は、令和2年度以降、原則として5年間にわたって、ポスターのほか法務省の人権擁護機関が行う人権啓発活動において広く活用する。 入賞作品の活用に際しては、作品の趣旨を損なわない範囲で、必要に応じて内容を修正することがあり得る。
次の人権擁護啓発ポスターコンクールは、府内の小・中学校及び高等学校の児童・生徒が、人権をテーマとしたポスター(絵画)の制作を通じて基本的人権について理解を一層深め、人権尊重の精神を養う機会とするため、昭和59年度から実施しています。 平成28年度の人権擁護啓発ポスターコンクールには、188校から5,231点の応募をいただき、入選者が以下のとおり決定しました。 12団体賞受賞作品の紹介 知事賞 亀岡市立亀岡中学校3年 吉田 ほたる(よしだ ほたる)さん 寸評 誰もが笑顔で暮らせる明るい社会のためには、一人ひとりの思いやりの心が大切ではないか、という作者の思いが伝わってきます。 思いやりの心を花に例え、それを大事にしたいという気持ちが、中央に大きく描かれた迷いのない構図や少女の表情からも伝わってきます。 また、背景を抑えた水色にすることで、思いやりの心を表す中央の花を鮮やかに引き立たせることに成功しています。 文字も大きく簡潔で読みやすく、ポスターとして、子どもから大人まで広い世代に訴えかける作品です。 京都市長賞 京都市立太秦中学校3年 松下 桜子(まつした さくらこ)さん 寸評 3つのセンテンス、背景の宇宙や地球、大きなハートマーク、性別や年齢の違う4人の人物、そしてそれらを彩る豊かな色彩。 この作品には実に多くの要素が詰め込まれているのですが、それぞれが主張しながらもうまくまとまっていて、まさしく「たくさんの個性がひとつずつ輝く」を具体化したようなすばらしい作品となっています。 京都府教育委員会教育長賞 精華町立精華中学校3年 西山 皆希(にしやま みなき)さん 寸評 明日は変えられる、というコピーが大変簡潔で分かりやすいポスターです。 「気づいてほしい、未来は変えられるし、これからも変えていける」という作者の強い意思が感じられる作品です。 手前に悩んでいる子ども、その後ろから「待って!どうしたの?」や、「さっきはごめんね!」というように声を掛けようとしている子どもが描かれています。 みんなで助けあいながら、相手の気持ちを考えながら、未来を作っていきたいという気持ちが伝わってきます。 京都市教育長賞 京都市立桃山中学校2年 水田 亜美(みずた あみ)さん 寸評 みどりの大地に広がる人々を色のシルエットで描き分け、中央に立つ少女の穏やかで何かを感じ取っている表情を強調しています。 白い糸でつながったそれぞれのハートは、人の気持ちに気づき、つながっていくことを表し、そのつながりが蕾(つぼみ)に例えた人権尊重の精神となって、やがて美しい花を咲かせる様子として豊かな色彩で表現されています。 京都府市長会会長賞 長岡京市立長岡第四中学校3年 大畑 千裕(おおはた ちひろ)さん 寸評 様々な個性があるたくさんの人が優しい色遣いで丁寧に描かれ、それぞれの違いを認め、大事にして生かし、助け合って明るい社会を作っていこう、という思いが伝わってきます。 全体が柔らかい色調で、差別のない温かな社会を願う気持ちが表れています。 京都府町村会長賞 精華町立精華台小学校4年 松本 歩夏(まつもと ほのか)さん 寸評 素直なコピーが素晴らしく、並んだ人物の表情も元気いっぱいです。 あいさつをした後、みんなが笑顔になっている、そんな明るい空気を背景の黄色や花で表しており、それがポスターの外側にまで広がっていきます。 細部まで大切に、丁寧に仕上げられています。 京都府人権擁護委員連合会長賞 南丹市立八木西小学校5年 治田 紗也奈(じた さやな)さん 寸評 「みんなもってる、キラキラかがやくいいところ」を星に例えています。 人物の顔も星も、周囲を白くすることで、本当に輝いて周りを照らし出しているように見えます。 背景の紺色は、中央の人物の周りを囲むように脇役として控えめにグラデーションが施され、絵に遠近感を出しています。 周囲の人のいいところを見つけ、共に支え合って生きようとする作者の思いが伝わってきます。 京都商工会議所会頭賞 京都市立太秦中学校3年 加登脇 美月(かどわき みづき)さん 寸評 性別や年齢、人種の違いに動物まで加わった8枚の笑顔のイラストが、同じレベルで描き分けられており、まさしく「世界の共通言語」を表すような作品です。 イラストの背景のオレンジとブルーの活動的な補色の配色と、自分でデザインした黄色のレタリングの字体も、楽しい笑顔を印象づけるのに一役買っています。 京都府商工会連合会会長賞 与謝野町立江陽中学校1年 和田 夢花(わだ ゆめか)さん 寸評 人物が単純化され、様々な色によって個性豊かな人々を表しています。 中央の大きく描かれた人物は、ポスターを見ている人でしょうか。 コピーと相まって、「あなたが笑顔になると、周りも笑顔になれる」ことや、「一人ひとりが笑顔になれるように大切にすることが、みんなが笑顔になれる社会につながる」という意味がこもっているように感じられます。 京都府中小企業団体中央会会長賞 向日市立第3向陽小学校2年 縄間 滉右(なわま こうすけ)さん 寸評 「けんかもするけれど、そんな友達が大好きだ」という気持ちが伝わってきます。 画面いっぱいに、ぐいぐいと力いっぱい描かれた2人からは、まさにそんな思いが手を伝わって画面に運ばれているように感じます。 自分とは違う友達のことを知り、認めあっていくという過程がうががえる視点が、他にはない、この作品独自の大きな魅力となっています。 京都府農業協同組合中央会会長賞 京都市立双ヶ丘中学校2年 木村 文音(きむら あやね)さん 寸評 「輪郭線に淡い色の彩色」と「シンプルかつ大胆な構図」で親の子に対する愛情を表しています。 白や紺色で塗られた明朝体のセンテンスと手の表情が、親の誠実で温かい決意のようなものを感じさせ、ネグレクトなどの社会問題について考えさせられる作品となっています。 京都府社会福祉協議会会長賞 京都市立久我の杜小学校1年 湯浅 太貴(ゆあさ たいき)さん 寸評 画面いっぱいに表現された自分や友達の「えがお」がテーマになっており、一人ひとりのあどけない表情に、見ている方からも思わず「えがお」がこぼれる作品です。 周りに描かれた色とりどりの花々もまるで揺れながら笑い合っているように見えてきます。 こんな風に、素敵な「えがお」で微笑みあえる友達とのつながりをこれからもつくっていってほしいと思います。 応募作品全体講評 今年も府内の多くの学校から「人権擁護啓発ポスターコンクール」へのご協力をいただき、たくさんの力作が集まりました。 一枚一枚の作品から、温かい気持ちや気づきが感じられました。 ポスターの制作を通して、人権についての理解や考えが深められる機会にもなっていると思います。 審査全体を振り返ると、小学校低学年では、自分の感じたことを絵にすることを楽しみながら取り組んでいる様子が伝わってくる作品が多くありました。 夢中で絵に向かうその一生懸命さが、人権擁護を願う気持ちとして伝わってくるように感じました。 そして中学年からは、次第に表現の仕方を工夫して制作されていました。 また、高学年からは、学校や地域など、社会の一員としての意識を持ちはじめ、自分なりの見方や感じ方を大切にしつつも、他者の立場、他人の気持ちを考えられる作品が多くなっていました。 中学生・高校生では、人権について、「自分なりにどう考え、どうしたいか」や「伝えたいこと」がより明確に感じられる作品が多くなり、そういった作者の思いが伝わる作品が高い評価となったように思います。 ポスターの制作では、思いや考えを伝えるために、文字や絵を使います。 その相乗効果によって、見る人の心に訴えかけるポスターができます。 文字については、先ほどの「伝えたいこと」にも通じますが、自分の内側から出てきた、自分の言葉になっているものは、思いがより強く伝わってきました。 さらに、読みやすいものや、絵の内容に合っているものは、ポスターとしての完成度を引き上げていました。 文字の大きさや形、入れ方も工夫し、作者の「伝えたいこと」やそのイメージをより明確に伝えられる色や、遠くからでも見える色を選びましょう。 また、絵については、「伝えたいこと」を軸に、見せたいところ、目立たせたいところが、自分以外の人にも伝わるように、構図や色、描画材料などを工夫されているものがより印象的に見えました。 まず、「人権」について考える。 そして自分は「何を伝えたいのか」を絞ることが、初めの一歩でもあり、最後の仕上げでも重要になってくるのではないでしょうか。 今後も、本コンクールが、人権を身近な問題として考える機会としながら、人権感覚を磨く人権教育と、感じたことや考えたことを基に発想や構想をして表現する図画工作・美術教育双方の充実を図る手段として、有効に活用されていくことを願っています。 また、本コンクールに取り組んだことが、人権について意識し、誰もが笑顔で暮らせる明るい社会を築くために、自分にできることを考え、行動につながっていくことを願っています。 平成28年度受賞作品 上記12団体賞のほか、優秀賞31点、佳作57点の入選作品があります。
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