グルコシル セラミド。 グルコシルセラミドとは…成分効果と毒性を解説

肌のバリア機能:水溶性セラミドRC|一丸ファルコス株式会社

グルコシル セラミド

グルコシルセラミドのサプリ 最近、電車の広告でも見かけることが多くなった資生堂さんの健康食品『飲む肌ケア』。 こんにゃく由来のグルコシルセラミドがお肌の水分を逃がさない働きをするため、乾燥を防ぐ保湿効果があるということで女性に人気がでているようです。 今回は、このグルコシルセラミドの効果を研究した論文をレビューしていきます。 資生堂リサーチセンター(2012) まずは飲む肌ケアを製造・販売している資生堂さんの研究開発拠点、資生堂リサーチセンターの研究論文をみていきます。 論文タイトル 論文タイトルは「Orally administered glucosylceramide improves the skin barrier function by upregulating genes associated with the tight junction and cornified envelope formation. 」 日本語に意訳すると、「 経口投与されたグルコシルセラミドは、遺伝社を増加させることで肌のバリア機能を改善します。 」という意味になります。 この論文の目的は、こんにゃく属に多く含まれるグルコシルセラミドが肌のバリア機能に与える影響を明らかにすることです。 測定方法 本実験ではマイクロアレイが用いられました。 英語ノート• Dietary:経口投与• glucosylceramide:グルコシルセラミド• enhance:高める• tight junction function:密着結合機能• in skin epidermis:皮膚表面における• via:通じて• induction of claudin-1:クローディン1の誘導 続いてこの研究論文を書いた方々を明らかにしましょう。 論文のAuther(著者)欄に記載されている内容は以下です。 Tokyo University of Agriculture and Technology, Faculty of Agriculture, Scleroprotein and Leather Research Institute, Tokyo, Japan. Source: Tokyo University of Agriculture and Technologyとは東京農工大学のことです。 Faculty of Agricultureは農学部、Scleroprotein and Leather Research Instituteは硬蛋白質利用研究施設を意味しているので、以上の3点をまとめて「東京農工大学農学部付属 硬蛋白質利用研究施設」という日本語訳で良いでしょう。 硬蛋白質利用研究施設は、コラーゲンをはじめとする硬タンパク質とこれに関連する生体分子について、基礎から応用にわたる動物資源の高度利用を複合的、総合的に発展させることを目的として、硬蛋白質基礎研究部門および皮革研究部門で構成されています。 Source: 論文内容を紐解く前に 論文の内容を読み解いて行く前に、よく登場する言葉について書かれている文章を読んでいきます。 グルコシルセラミドについて Glucosylceramide, which is composed of sphingoid bases, long-chain fatty acids, and sugar moieties, is an essential structural component of mammalian cell membranes, and is present on the surfaces of most cells. この文章は本論の出だしです。 専門用語が多くてきついですが、がんばって和訳していきます。 「スフィンゴイド塩基・長鎖脂肪酸・糖残基で構成されるグルコシルセラミドは、哺乳類の細胞膜に不可欠な構造要素の1つで、ほとんどの細胞膜上に存在しています。 」 The skin barrier provides protection against extracellular stimuli, ultraviolet light, chemical substances and microorganisms, and prevents loss of water. The barrier function is localized mainly in the stratum corneum, which consists of the cornified envelope and intercellular multilamellar lipids. 「皮膚バリアは、細胞外からの刺激や紫外線・化学物質・微生物から保護し、また水分の損失も防ぐ。 」 Hairless male mice (HR-1) were purchased from Hoshino Laboratory Animals (Ibaraki, Japan). Five- week-old HR-1 mice were allocated randomly to two groups, adjusted to the same average weight, and fed the AIN-93G rodent diet (Oriental Yeast, Tokyo). 「無毛の雄マウス(以下、HR-1)をから購入しました。 生まれて5週間のHR-1マウス達をランダムに2グループに分類し、を与えつつ平均体重を同じ値に調整しました。 」 なるほど。 実験用マウスを販売している企業があるんですね。 We observed that the epidermal thickness had increased at 4d after UVB irradiation (Fig. 1B, C). Claudin-1 was initially localized linearly at cell-cell borders throughout the epidermis (Fig. 1A), but 4d after UVB irradiation, it was distributed intermittently at cell-cell borders, and the intensity of immunostaining was weaker in the mice that did not receive GlcCer (Fig. 1B). 「紫外線B波を照射して4日後、表皮の厚さが増加していることを明らかにした(図1. BとC)。 クローディン1は最初、表皮全体にわたって細胞同士の境界で直線的に分布されていました(図1. しかし、グルコシルセラミドを投与したマウスはでは、細胞同士の境界において断続的に分布され、免疫染色も弱くなっていた(図1. 」 うむ、、、和訳してもほとんど意味がわかりないので、続きの文章を読んでみます。 Thus the localization and expression of claudin-1 in the epidermis were altered by UVB irradiation. Similar developments have been reported for the human skin of early-stage psoriasis patients, but in the mice that received GlcCer orally for 14 consecutive days before UVB exposure, claudin-1 staining intensity was stronger in the upper epidermis, and the continuity of staining was improved at 4 d after UVB-irradiation as compared with the control group exposed to UVB (Fig. 1C) Although a single dose of UVB irradiation perturbs the skin barrier in hairless mice and causes an increase in TEWL at 4d after irradiation, oral admin- istration of GlcCer dramatically reduced TEWL at 4d after irradiation in our previous study. 「このようにして、表皮におけるクローディン1の分布と発現は紫外線B波の照射によって変化します。 類似の反応は初期の乾癬患者の皮膚でも発生すると報告されていますが、紫外線B波の照射前にグルコシルセラミドを14日連続で投与されていましたマウスでは、表皮上層におけるクローディン1の染色力がより強く、また染色の継続性が改善されていました(図1. 」 In the present study, we observed that the localization and expression of claudin-1 in the epidermis were improved by dietary GlcCer at 4d after irradiation, and this coincided with the GlcCer-induced improvement in transepidermal water loss. It has also been reported that claudin-1 is important for the later recovery of tight junctions barrier function following UVB radiation in mice. 「本研究では、グルコシルセラミドの摂取により、照射4日後の表皮におけるクローディン1の分布と発現の改善ととも、表皮からの水分喪失も改善されることを明らかにしました。 また、紫外線B波の照射に対する密着結合のバリア機能の回復において、クローディン1が重要であることも報告されました。 」 これはつまり、グルコシルセラミドを摂取により、紫外線を浴びたあとのお肌の水分減少が改善されるということです。 結論 長くなりましたが、本研究の結論部を読んでいきましょう。 In conclusion, our results indicate that skin barrier improvement in response to oral GlcCer treatment might be at least partly due to improvement of the TJ permeability function in the epidermis, mediated by increased expression of claudin-1 induced by sphingoid bases metabolically derived from GlcCer. 「グルコシルセラミドの経口投与によるこの皮膚バリアの改善反応は、スフィンゴイド塩基から代謝された物質によって誘発されたクローディン1の増加による、密着結合の透過機能改善が部分的に作用しているのかもしれません。 」 この論文の結論は、• グルコシルセラミドの摂取• クローディン1の増加と断片的な分布• 細胞同士の結合が改善• 皮膚のバリア機能の改善 長々と説明してきましたが、結局は グルコシルセラミドを摂取することが皮膚のバリア機能改善につながることが証明されたということです。

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【飲む肌ケア】グルコシルセラミドの効果を研究論文で解説|筋トレコンパス

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Rの部位は脂肪酸のアルキル鎖である。 セレブロシドはの一種であり、のや における重要な構成要素として知られる。 は最も有名なセレブロシドである。 セレブロシドは、の1-ヒドロキシ残基にが結合した構造を持つ。 単糖はもしくはのいずれかであることから、この2つのタイプは各々グルコセレブロシド、ガラクトセレブロシドと呼ばれる。 ガラクトセレブロシドは神経組織に分布する場合が多く、一方、グルコセレブロシドはその他の組織に分布する。 疾病関連 [ ] グルコセレブロシドが、、などに蓄積されることでを引き起こす。 本疾患は、先天性のであるグルコセレブロシダーゼ酵素の欠損もしくは低活性により、グルコセレブロシドをセラミドへできないことで生じる。 一方、ガラクトセレブロシドの代謝異常疾患としてはクラッベ病が知られている。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• (英文).

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甘酒や濁り酒、味噌や塩麹などを毎日少しずつ取るだけで、腸内環境が改善することが明らかになりつつある。 佐賀大学農学部生物環境科学科の北垣浩志教授らの研究グループは、麹菌に含まれるグルコシルセラミドという成分が「ブラウティア・コッコイデス菌」という腸内善玉菌を増やすことを2016年に世界で初めて報告した。 その後、和食に含まれるグルコシルセラミドを推定する方法も確立。 調理の工夫しだいで無理なく摂取できる量で健康効果が得られるとして、今後のさらなる研究が期待される。 麹は、清酒、味噌、しょうゆ、甘酒、酒粕、焼酎粕、酢、黒酢、塩麹など、日本の伝統的な醸造食品に用いられる。 北垣教授は、和食の健康効果のカギを握るのは麹であるという仮説のもと、グルコシルセラミドの研究を続けてきた。 グルコシルセラミドは、グルコースにセラミドが結合したスフィンゴ脂質という脂質の一種で、発酵食品のほか、コンニャクやキノコ、大豆などにも含まれ、保湿成分としても知られている。 北垣教授が麹から抽出・精製したグルコシルセラミドをマウスに与え、ゲノムを用いて糞を分析した結果、腸内細菌叢が摂取前と変化していることがわかった。 顕著な変化がブラウティア・コッコイデス菌の増加だった。 「善玉菌として近年注目を集めているブラウティア・コッコイデス菌には、大腸の炎症を抑える働きや精神の安定をもたらす働きがある。 良好な腸内環境は健康長寿の土台だ」と北垣教授は話す。 麹の腸内環境改善効果が確認された一方で、課題もあった。 醸造食品に含まれているグルコシルセラミドの量は、これまで明らかになっていなかった。 回帰式を用いて測定した結果、甘酒、濁り酒、塩麹は1杯あたり0. 74~4. 15mgと、グルコシルセラミドが特に豊富であることがわかった。 味噌にも0. 37mgのグルコシルセラミドが含まれるが、しょうゆや酢は微量となった。 標準的な食事をとっている日本人の1日あたりのグルコシルセラミドの摂取量は26~77mgといわれている。 「マウス実験や日本人の食習慣を考慮すると、体重60kgの人は1日100mg程度のグルコシルセラミドの摂取で腸内環境の改善が期待できる。 醸造食品を上手に取り入れれば達成できる量」と北垣教授。 今後のさらなる研究が必要だが、甘酒1杯、濁り酒1杯、味噌1椀、塩麹で調理した肉100gで、グルコシルセラミドの摂取量は8. 69mgになり、調理を工夫すれば健康の維持・増進にプラスとなりそうだ。

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