オスマン 帝国 地図。 オスマン帝国〜メフメト2世からスレイマン1世、領土の地図も(世界史B 第10回)

オスマン帝国(オスマントルコ)の歴史を知ろう!人類史上最大最高と言っても良い現在のトルコに繋がった帝国

オスマン 帝国 地図

トルコ族の一首長であるオスマン1世により、1299年に建国されたオスマン帝国。 他民族のイスラム国家です。 勢力を拡大していったのは、3代皇帝のムラト1世。 隣接するビザンツ帝国の都市、アドリアノープルを攻略し、バルカン半島南東部のトラキア地方を次々と支配下におさめていきました。 1389年に起きた「コソヴォの戦い」でバルカン諸国連合軍を撃破。 オスマン帝国による半島支配の基礎を築きました。 続く1396年には「ニコポリスの戦い」でハンガリー連合軍を破ります。 しかし1402年、ムラト1世の息子であるバヤジット1世の時代に、当時力をつけていたモンゴルのティムールが攻めてきました。 これを「アンカラの戦い」といいます。 バヤジット1世はこれに大敗。 帝国は一時崩壊の危機を迎えます。 1444年から1446年、1451年から1481年の2度皇帝に即位したメフメト2世は、バルカン半島の諸国を次々と制圧。 1453年にはコンスタンティノープルを滅ぼして、ビザンツ帝国を完全に征服します。 このコンスタンティノープルという場所は、各方面との貿易拠点となる場所で、ここを支配したことは帝国のさらなる繁栄の大きなきっかけとなりました。 1517年、セリム1世がアフリカ大陸のマムルーク朝を征服。 1520年から即位したスレイマン1世の時代に帝国は最盛期を迎え、アジア、ヨーロッパ、そしてアフリカにまで連なる大帝国が完成しました。 オスマン帝国を語るうえで外せないのが、ヒュッレムという女性です。 彼女は、血生臭い男たちの戦いの歴史のなかで、華麗な出世を遂げました。 ロシア南部のルテニア地方に生まれ、1520年頃、この地を略奪に来たタタール人によって奴隷となります。 イスタンブールへ連れていかれ、裸で競りにかけられました。 ヒュッレムはそのなかでもひときわ目立つ美貌を持っていて、彼女を買ったのが、なんとオスマン帝国の大宰相パルガル・イブラヒム・パシャだったのです。 ほとんどの奴隷が酷い暮らしを強いられるなか、ヒュッレムは宮廷で豪奢な生活を送るようになりました。 それまで決して裕福な環境で育ったわけではなかった彼女は、ここで上昇志向を芽生えさせます。 その後ついに皇帝スレイマン1世の目にとまり、寵愛を受け、男児を出産。 第2夫人にまで上り詰めました。 当時、皇帝は妻を迎えないのが慣習でしたが、スレイマン1世の溺愛っぷりは他に類を見ないもので、ヒュッレムを正式に妻としたのです。 慣習を覆し、皇帝の愛を手に入れた彼女はその後、外交や国政にも関与するようになります。 奴隷の立場から皇后にまで登りつめた伝説の美女として、後世に語り継がれることになりました。 オスマン帝国の基礎知識を身につける一冊 オスマン帝国が他の国と一線を画しているのは、勢力拡大をする際に、戦いだけに重きをおいていたわけではなかったというところでしょう。 開放的かつ合理的な社会システムを構築し、イスラム教国家でありながら、キリスト教やユダヤ教も制度のもとに受け入れました。 それらのシステムを本書では「柔らかい専制」とし、上述したヒュッレムのように身分の低い者でも成りあがることのできる仕組みと秘密に迫っていきます。 一見するとドラマチックな物語にも思えますが、本書は史実を忠実に追いかけ、終始冷静にオスマン帝国繁栄の秘密に切り込んでいるので、国家のシステムを理解するのにおすすめの一冊です。 オスマン帝国繁栄の核心をスリリングに描く.

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オスマン帝国

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オスマン帝国の発展とアンカラの敗北 (コソヴォの戦い:より) 1299年、トルコ人の一派を率いるオスマン1世が オスマン帝国を建国します。 (別名、オスマントルコ)2代目オルハンは ブルサを征服し、帝国の首都としました。 このころから、オスマン帝国はバルカン半島にも領土を拡大します。 3代目の ムラト1世はスルタンの称号を使用します。 バルカン半島への勢力拡大を続けます。 1363年、ビザンツ帝国の重要都市 アドリアノープルを攻略し、 エディルネと改名し遷都しました。 1389年、セルビアを中心とするバルカン連合軍を コソヴォの戦いで撃破します。 ムラト1世がコソヴォの戦いの最中に暗殺されると、息子の バヤジット1世が即位しました。 バヤジット1世は イェニチェリ軍団をひきいてさらに領土を拡大。 電光石火の動きから「雷光」とあだ名されました。 1396年、ニコポリスの戦いでハンガリー軍を主力とする十字軍に勝利します。 ヨーロッパ方面での優勢を確たるものとしました。 しかし、1402年、 アンカラの戦いで東方から攻めてきた ティムールに大敗します。 バヤジット1世は捕虜となり、帝国の発展は一時中断します。 オスマン帝国の再興 メフメト2世:より) 15世紀前半、アンカラの戦いの混乱から立ち直ったオスマン帝国は再び勢力拡大に乗り出します。 1453年、 メフメト2世はビザンツ帝国の首都 コンスタンティノープルを攻略しました。 メフメト2世はコンスタンティノープルを イスタンブルと改名し遷都します。 メフメト2世の時代、バルカン半島の大半がオスマン帝国の支配下に入りました。 このため、 メフメト2世は征服王とよばれます。 16世紀前半、セリム1世はイランの サファヴィー朝と交戦し、一時、首都のタブリーズを占領するなど優勢に戦いを進めます。 その一方、 エジプトのマムルーク朝を攻め滅ぼしました。 その結果、オスマン帝国は メッカ・メディナの保護権を獲得し名実ともにイスラーム勢力ナンバー1の地位に上り詰めます。 オスマン帝国の全盛期 プレヴェザ海戦:より) 16世紀前半から中頃にかけて在位した スレイマン1世の時代は、オスマン帝国の最盛期です。 1526年にモハーチの戦いで勝利しハンガリーを征服、 1529年には 神聖ローマ皇帝カール5世の都であるウィーンを包囲しました 第一次ウィーン包囲。 (スレイマン1世:より) 外交面ではカール5世と敵対していたフランス王フランソワ1世と同盟します。 恩恵としてフランス商人に領事裁判権や治外法権を認める カピチュレーションを認めます。 カピチュレーションとは、スマン帝国が領内在住の外国人に対し恩恵的に認めた特権です。 通商・居住の自由、租税免除、身体・財産・企業の安全などを保障しました。 オスマン帝国が衰退した時、 カピチュレーションは西欧列強の侵略の口実とされました。 1538年、 プレヴェザの海戦でオスマン帝国は スペイン・ヴェネツィア連合軍に勝利します。 地中海の制海権を握ります。 しかし、スレイマンの死後の1571年、 レパント海戦で オスマン帝国はスペイン海軍に大敗し制海権を失いました。 オスマン帝国の統治 (イェニチェリ:より) オスマン帝国は スルタンを頂点とする専制国家でした。 スルタンを支える軍事力の柱はイェニチェリとシパーヒーです。 イェニチェリは皇帝直属の歩兵軍団、シパーヒーはトルコ人騎兵のことです。 ちなみに、シパーヒー(セポイ)はインドで大反乱を起こします。 詳しくは、「」をお読みください。 特にイェニチェリはオスマン帝国軍の支柱となり帝国の勝利に貢献しました。 イェニチェリは デウシルメ制度で強制的に徴兵されたキリスト教徒の子弟で、イスラーム教に改宗したうえで皇帝の近衛軍団として活躍します。 ちなみに、デウシルメとはトルコ語で「集めること」を意味し、オスマン帝国に特異な常備軍兵士の補充方法です。 バルカン半島に住むキリスト教徒の農民の子供たちの中から、8歳から20歳ぐらいの健康な少年が選ばれ、イスラム教に改宗させられイェニチェリの兵士となりました。 マムルークと違い兵士徴用に金銭的負担がかからないことから好まれました。 また、オスマン帝国内の諸民族は 宗教にもとづく共 同体を組織していました。 これを ミッレト といいます。 ミッレトは帝国に税を納める義務がありましたが、それと引き換えに自治や固有の信仰が認められました。 まとめ 小アジアの建国されたオスマン帝国は指導力のあるスルタンたちに率いられ休息に勢力を拡大しました。 アンカラの戦いで一時的に混乱しますが、メフメト2世の時代にコンスタンティノープルを攻略します。 名実ともに東地中海の大国へと成長しました。 その後、マムルーク朝も滅ぼしたオスマン帝国はイスラーム世界ナンバー1の大国となります。 最盛期のスレイマン1世の時代にはフランソワ1世と同盟しカール5世と戦いました。 次回は「」についてです。 (生徒による私の似顔絵…似てない…) こんにちは。 emitaと言います。 現役の某私立高校で教員をしております。 現役中高生のみならず学び直しをしたい大人の方々のために教育系ブログをはじめました。 このブログを通じてみなさんの学力が上がれば嬉しいです。 疑問・質問は。 詳しいプロフィールは• 教師になった経緯は• 好きな言葉:継続は力なり• 趣味:読書、問題研究、ランニング カテゴリー• 記事の更新日.

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5分でわかるオスマン帝国!概要や場所、皇帝、美女ヒュッレムなどを解説

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第1話 家族の集い 陰謀による失踪から不死鳥のごとくよみがえった皇帝妃ヒュッレム。 我が子を玉座に就けるという決意を新たにする。 スレイマン皇帝は皇子メフメトの死から立ち直れず自室に籠もる日々を過ごしていた。 宮殿の勢力図も変化し、今や皇女ミフリマーフの夫リュステムが大宰相の座に就いている。 そんな中、皇子たちが地方の赴任県から帝都へ召喚される。 皇子たちが一堂に会したところでスレイマンから重要な決定が下されると思われていた。 第2話 後継者の器 末の皇子ジハンギルの帯刀の儀が執り行われ、皇子は極度の緊張に襲われながらも儀式の詠唱をやり遂げる。 その夜、皇帝は皇子たちと食事会を開き、同席した大宰相リュステムは玉座の後継者候補からムスタファを引きずり下ろすべく、ムスタファに不利な話をする。 ヒュッレムとマヒデブランは自分の息子がマニサの軍政官に指名されるように願っていた。 そんな中、遠征で海軍提督フズルに捕らえた女奴隷たちが宮殿に連れてこられる。 第3話 玉座への道 4人の皇子たちはマニサの軍政官に誰が任命されるのかと落ち着かない日々を送っていた。 バヤジトを推すミフリマーフと夫のリュステムは、決定が下されるまで注意して過ごすようバヤジトに釘を刺していた。 ヒュッレムは、どの皇子を指名すべきだと思うかスレイマンに尋ねられる。 緊張が高まる中ついに会議が招集されるが…。 一方、宮殿に女奴隷として連れてこられたベネチアの貴族の娘チェチーリアが夜中に自害を試みる。 第4話 陰の守護者 玉座の県への赴任者がセリムに決まり皇帝妃ヒュッレムはバヤジトが父帝の決定を受け入れる姿を見て成長を感じていた。 一方、傷心の第1皇子ムスタファは、そうそうにアマスヤへの帰路に就く。 他の皇子たちもそれぞれの赴任県へ戻る日が近づき、皇子の後宮に入る側女が選ばれることに。 野望を胸に秘めるチェチーリアは選ばれるために宦官長に近づくが…。 狩りに出た皇帝と皇子たちだったが、またもセリムとバヤジトがいさかいを起こす。 第5話 光り輝く女 ある日の早朝、戸外で星を見上げて運命を占っていた側女チェチーリアは、星から重大なお告げを受ける。 皇子たちと狩りに出ていた皇帝スレイマンは事あるごとに衝突を繰り返すセリムとバヤジトに業を煮やしていた。 アマスヤでは、皇子ムスタファが暗殺を企てたとされる商人を問い詰め、真相の一端が明らかになる。 トプカプ宮殿では皇子セリムがマニサへ出発する日が訪れ、皇子の後宮に入れなかったチェチーリアは強硬手段に出る。 第6話 ヒュッレムの憂い 周囲が病状を心配する中、ヒュッレムは真実を必死で隠そうとしていた。 そんな中、スレイマン皇帝の妹ファトマ皇女が予定より早く宮殿に到着する。 皇女は、ある若くて美しい娘を同伴させていた。 アマスヤでは皇子ムスタファが内部の反逆者を見つけ出そうと躍起になる中、意外な訪問者が現れる。 一方、皇子セリムは赴任が決まったマニサに到着。 セリムの後宮にはヒュッレムから新たにヌールバーヌーという名をもらったチェチーリアがいた。 第7話 ムスタファの策略 皇妹ファトマが宴を開き、久しぶりに後宮が活気づいていた。 だが、そんな宴の席でファトマはヒュッレムの心の傷をえぐるような暴露をする。 一方、皇帝スレイマンは、ほぼ毎夜、同じ夢を見ることを気に病み、軍法官エブッスード師に相談をしていた。 マニサでは赴任したばかりのセリムがお忍びで市場を視察。 商人から自分の悪い評判を聞いてショックを受ける。 アマスヤではムスタファが内部の反逆者を特定するため、敵をワナにかける。 第8話 誇り高き者の選択 マニサの市場で自分の悪い評判を聞いた皇子セリムは心が荒れていた。 どうしても夜伽を務めたい側女ヌールバーヌーはセリムの寝所に入り込む。 一方、トプカプ宮殿ではヒュッレムが身も心も引き裂くようなつらい選択をしていた。 だが、その事実を知ったファトマは好機を逃さず、ヒュッレムにさらなる打撃を与えようともくろむ。 そんな中、大宰相リュステムのもとにアマスヤの間諜からムスタファ皇子の計画を知らせる書簡が届く。 第9話 皇子の苦悩 自分の命が狙われていると知らされたリュステムは落ち着かない日々を過ごしていた。 マニサではセリムが落ち込んでいる原因を突き止めたヌールバーヌーが何とかセリムを元気づけようとする。 一方、ヒュッレムがスレイマンの寝所へ側女を送ったことを知ったファトマは、より確実な方法でヒュッレムを追い詰めようと画策。 そんな中、スレイマンとバヤジトの仲を取り持とうと努めるヒュッレムの元にスンビュルからある知らせが入る。 第10話 皇女の追撃 ヒュッレムの怒りを買ったバヤジトは、予定を早めて赴任県へ戻ってしまう。 アマスヤでは海軍提督の娘ミフリュニーサのムスタファに対する思いにマヒデブランが気づき始めていた。 一方、歩兵常備軍のアリ長官の招きで兵舎を訪れたリュステムは、宴は自分を殺すための罠だと思い込んでいたため冷静さを失う。 さらに、久しぶりに2人きりで食事を楽しんでいたスレイマンとヒュッレムの元にファトマが衝撃の事実を知らせにくる。 第11話 愛の鎧(よろい) 皇女ミフリマーフは宮殿で側女たちに揚げ菓子が振る舞われているのを見て驚きの事実を知る。 赴任地キュタフヤに到着した皇子バヤジトはフーリジハンのことを思っていた。 歩兵常備軍との宴席で抜刀騒ぎを起こしたリュステムに皇帝の沙汰が下る。 マニサでは市場での皇子セリムの騒動で側女ヌールバーヌーたちが対応に苦慮していた。 アマスヤではミフリュニーサに縁談話が持ち上がる。 そんな中、ミフリマーフの体調に異変が…。 第12話 心の命 ミフリマーフの体調は幸い大事に至らずスレイマンとヒュッレムは安堵する。 心配してヘルツェゴビナへの出立を遅らせていたリュステムは、捕まえた歩兵常備軍の兵士から自分を陥れた黒幕が誰なのかを聞き出す。 一方、ファトマが離縁した本当の理由を知ったヒュッレムは、アンタキヤからファトマの元夫を呼び出し、ファトマが宮殿へ来た真の目的を知る。 夜、ミフマリーフの回復祝いの席にファトマの元夫ムスタファが現れ…。 第13話 海軍提督の窮地 海軍提督の娘ミフリュニーサの身に危険が迫る。 マニサでは側女ヌールバーヌーが地下牢に入れられていた。 トプカプ宮殿では皇帝スレイマンが皇子ムスタファが帝都に攻め入る夢を見る。 リュステムはヘルツェゴビナへ出立。 皇女ファトマは招かざる元夫ムスタファが帝都に現れたことに腹を立てる。 宦官長スンビュルは後宮でまさかの再会をする。 皇子セリムは訴訟騒動に終止符を打つべく寡婦と会う。 海軍提督フズルは窮地に立たされる。 第14話 スンビュルの恋 娘を拉致された海軍提督は、依然見つからない娘のため意を決してスレイマンのもとへ出向く。 ヒュッレムはスレイマンの子供を身ごもった側女を排除したいと考えていたが、子供を心待ちにするスレイマンを見て迷いが生じてくる。 一方兄セリムの失態を探るため、バヤジトは赴任県を離れひそかにマニサに来ていた。 ヒュッレムの指示を受け翌朝の市場へ出向くはずだったスンビュルは、伝言をもらった行商人の女性のもとを訪れる。 第15話 仕組まれた疑念 マニサの地下牢で意識を失っていたヌールバーヌーは驚きの事実を知る。 トプカプ宮殿でヒュッレムから密命を受けた門衛長ソコルル・メフメトは、イスラムの長老を辞任に追い込むための証拠を探していた。 ムスタファの一行は拉致されたミフリュニーサの行方を懸命に追跡する。 だがその後、責任感の強いムスタファは自身の行動があだとなりスレイマンに深い疑念を抱かせてしまう。 ヒュッレムは占いの結果に強い危機感を覚えていた。 第16話 戒め 兄セリムの不誠実な行いに納得がいかないバヤジトは、この事実をスレイマンも知るべきだと考えていた。 ムスタファはスレイマンから呼び出され、兵舎で起きたリュステムとアリ長官の事件についてスレイマンが下した決断を知らされる。 スレイマンの子を身ごもった側女の出産が近づく中、ファトマ皇女の婚礼が執り行われ、ファトマが帝都から去る日が近づいていた。 一方マニサではセリムの子を妊娠したヌールバーヌーが後宮で騒動を起こす。 第17話 皇子たちの恋 海軍提督の娘ミフリュニーサに思いを募らせる皇子ムスタファは気持ちを率直に伝える。 トプカプ宮殿では婚礼を終えたファトマ皇女が夫との夜を迎えていた。 一方、マニサからヒュッレムのもとにヌールバーヌー懐妊の朗報が届く。 皇子ジハンギルはフーリジハンとキュタフヤにいる兄バヤジトを訪ねる。 皇帝はマトラークチュに密命を下す。 そんな中、ついに皇帝の側女ナーゼニンが産気づき…。 アマスヤへ戻ったムスタファのもとに意外な人物が現れる。 第18話 秘密の関係 皇帝の側女ナーゼニンが無事に出産を終えた。 フーリジハンとキュタフヤにいる兄バヤジトを訪れたジハンギルは、元気がなく部屋に籠もりきりだった。 皇子たちの赴任県を見て回ったマトラークチュが戻り、スレイマンに各皇子たちの報告をするが、セリムに関する報告を聞いたスレイマンは激しく動揺する。 マトラークチュの土産の蜂蜜を病気療養中の海軍提督に渡すようスレイマンから頼まれたリュステムは、ソコルルに蜂蜜を届けさせる。 第19話 禁断の愛 アマスヤで皇帝妃マヒデブランは海軍提督の娘ミフリュニーサと皇子ムスタファが深い仲になることを懸念していた。 帝都では皇女ファトマの言動がきっかけとなり皇女ミフリマーフとリュステムの夫婦関係に微妙な亀裂が入る。 一方、健康を回復した海軍提督フズルが御前会議に出席。 訴訟問題が再燃した皇子セリムは部屋に引きこもっていた。 フーリジハンに思いを募らせる皇子バヤジトは掟破りの行動に出るが、その行為が重大な事態を招くことになる。 第20話 皇帝の孤独 バヤジトが許可なく帝都へ来たことに憤慨したスレイマンの怒りを何とか鎮めようとしたフーリジハンは亡き父イブラヒムの日記帳を持ってスレイマンに会いにいく。 会議中に倒れたフズル海軍提督の容体は悪化する一方で、回復の兆しは見えずにいた。 そんな中、スレイマンはマトラークチュを呼び出し、皇子たちをかばうため自分にウソをついたことを責める。 長年の友たちとの関係の変化を嘆くスレイマンのもとに、さらに悲しい知らせが届く。 第21話 謀略の海図 海軍提督フズルが天に召され、皇帝妃ヒュッレムと大宰相リュステムは、さっそく海軍提督の後任者探しに着手。 海軍を支配下に置きたいヒュッレムはまたもや策を巡らせる。 一方、皇帝妃マヒデブランは、ヒュッレムたちの動きに危機感を募らせていた。 後宮宦官長スンビュルは行商人ジェヴヘルに酒を勧められ、ほろ酔い気分で口を滑らせる。 皇女ミフリマーフは不仲のセリムとバヤジトを見かね、屋敷に兄弟たちだけを招いて食事会を催す。 第22話 深まる亀裂 ミフリマーフの屋敷で食事会が開かれ、久しぶりに兄弟全員が一同に会したものの不仲のセリムとバヤジトの距離は縮まる気配がなかった。 自分に対する激しい嫉妬から兄弟全員に責められていると感じたセリムはヒュッレムの忠告も聞かずスレイマンに会いに行く。 一方、伝令アトマジャはムスタファを守るために命じられた任務を遂行すべきか迷っていた。 そんな中、皇女ファトマのもとへヒュッレムに関する耳寄りな情報が入る。 第23話 ヒュッレムの秘密 皇帝妃ヒュッレムは皇子バヤジトが腹違いの兄ムスタファを慕うことに危機感を覚えていた。 ヒュッレムの秘密を握った皇女ファトマは大宰相リュステムに会い、不安をあおる言葉で揺さぶりをかける。 マニサではセリムが他の女人と過ごしていることを知った側女ヌールバーヌーが皇子の部屋に押しかけるが、その勢いで産気づき…。 トプカプ宮殿では、ヒュッレムの秘密を暴き、引導を渡すべくファトマとムスタファの計画が進められていた。 第24話 最大の裏切り ヒュッレムの秘密の部屋の存在が明るみに出てスレイマンは憤慨する。 秘密が漏れた原因がスンビュルの軽率な行動によるものと知ったヒュッレムは罰としてスンビュルに残酷な命令を下す。 さらにヒュッレムとリュステムはムスタファに次なる一手を講じるべく新たな計略に乗り出す。 一方のファトマやムスタファは今回ばかりはヒュッレムも許されないだろうと勢いづく。 そんなムスタファのもとに来客があるとのことでムスタファは自ら出迎えに行く。 第25話 不肖の息子 キュタフヤのバヤジトのもとに長兄ムスタファから書簡が届く。 ムスタファは至急アマスヤへ来てほしいとバヤジトに要請する。 一方、トプカプ宮殿ではヒュッレムの裏切り行為を許すことのできない皇帝スレイマンが皇帝妃ナーゼニンを連れ、セリムの子供の誕生を祝うためマニサへ。 リュステムのもとには計略のためにアマスヤの名士に送った書簡の返事が届き始める。 ヒュッレムの残酷な命令を実行した宦官長スンビュルは生気を失っていた。 第26話 将来の皇帝 兄ムスタファの赴任県アマスヤを内密に訪れたバヤジトは、ある人物との再会を果たす。 マニサではセリムの息子の命名式が行われる。 マニサ到着時に酒に酔ったセリムを目撃したスレイマンは、息子を許せずにいた。 ヌールバーヌーは、スレイマンと共にマニサに来ていたナーゼニンを殺すようヒュッレムから命じられていた。 さらにマニサにいるスレイマンのもとに、リュステムがムスタファに関するアマスヤの名士たちからの返信を持って現れる。 第27話 長衣(カフタン)の贈り物 マニサから帝都に戻った大宰相リュステムは皇帝妃ヒュッレムにスレイマンがアマスヤの名士たちからの返信を読んだあと、激怒し、押し黙ってしまったことを報告。 ヒュッレムは秘密の部屋の件でいまだ自分の顔も見てくれないスレイマンに手紙をしたため許しを請う。 スレイマンは皇子ムスタファのために豪華な長衣を作らせる。 その後、長衣はアマスヤのムスタファのもとへ運ばれるが、その長衣が誤解を呼び、前代未聞の事態を招いてしまう。 第28話 Coming Soon 第29話 Coming Soon 第30話 Coming Soon 第21話 リンダン・ハンを殺したのは自分だと告白したノミン。 驚いたスマラだったが、ノミン曰く、直接手を下したのではなく、何者かが大ハンの飲み物に毒を盛るのを目撃したというのが真相らしい。 だが、それを知りながら黙っていたのは、リンダン・ハンなど死ねばいいと思ったからだと言い放つノミンに、チムゲは怒りを募らせるのだった。 更に、駙馬であるサロモの本当の妻はノミンで、復讐のために自分が利用されたことを知り…。 第22話 スマラは鬼医の力を借りて目を治すことに。 毒を用いる療法のため命を落とす恐れがあったが、兄・サロモの死と彼を殺したドルゴンへの思いに苦しむ彼女にとって、死は解放と同義であった。 少しも躊躇することなく治療に臨んだスマラは、幸運なことに再び光を取り戻したのだった。 無事に回復し鬼医の元を出たあと、囚われているノミンたちを1人で助けに行くと言い始めたスマラ。 ドルゴンは彼女を何とか説得しようとするが…。 それは元朝歴代皇帝が手にした貴重な宝物で、持ち主は天下の兵に命令できると言われている。 ドルゴンはそれを受け取ると、チムゲの配慮に感謝しながら、スマラたちとチャハルをあとにするのだった。 一方、ドルゴンが後金への帰路に就いたと知らせを受けたホンタイジは…。 第24話 ホンタイジを裏切った罰で拷問を受けた末、土中へ葬られた無言狼。 だが、彼はまだ生きていた。 瀕死の状態でスマラの元に辿り着いた無言狼は、実はホンタイジの手下なのだと正体を明かし、かつて救ってもらった恩があることを告げた。 これまで何度も自分を守ってくれた恩人を見殺しにしたくないスマラは医者を呼ぼうとする。 しかし、それを制した無言狼は、ドルゴンの命を救ってくれるものだと言って、ある巻物をスマラに手渡し…。 第25話 争い事の絶えない後宮から姉のハルジョルを遠ざけたいブムブタイは、早めにホルチンへ帰るよう促していた。 そんな折、王妃ジェルジェルがハルジョルの歓送の宴を開くことに。 宴が終わり次第、すぐに姉を出発させられるよう手筈を整えるブムブタイ。 しかし、宴の最中にハルジョルが倒れてしまう。 更にまずいことに、ホンタイジが彼女を見初めてしまったようだ。 ハルジョルがジェルジェルの駒にされるのを恐れるブムブタイは…。 第26話 敵国タタールの副将・バトゥを取り逃がしてしまったドルゴンたちだったが、逃走を手引した間者の男は捕らえることができた。 死んだ自軍の兵たちの敵を討つため、その場で男を斬り殺そうとするドド。 だが、男の言動にただならぬものを感じたドルゴンは、それを思いとどまらせるのだった。 一方、ホルチン随一の美女であるハルジョルを何としても手放したくないホンタイジは、故郷に帰るか否か逡巡する彼女を麗側妃に封じ…。 第27話 ハルジョルが危篤に陥った。 原因は、スマラがチャハルの鬼医に頼んで用意した薬である。 激怒したホンタイジは、明朝スマラを処刑するよう命じる。 ブムブタイはスマラの無実を訴えるも、ホンタイジは聞き入れようとしなかった。 同じ頃、後宮では昏睡状態だったハルジョルが目を覚ました。 突然のことに驚く一同に対しハルジョルは…。 第28話 「イスを逃がしたのは私です」。 ドルゴンの思いも寄らぬ言葉に驚愕するホンタイジ。 朝堂にいた大臣ら全員を下がらせた彼は、その理由を説明するようドルゴンに命じる。 怒りが収まらない様子だったホンタイジも、聞くうちにすべては後金を思っての行動だったと理解し、いつしかすっかり平素の落ち着きを取り戻していた。 その頃、罪人であるイスの逃亡に手を貸すという大罪を犯したことを自白するため朝堂に向かったスマラは…。 第29話 ノミンは好きな人ができたという。 今は亡き最愛の兄・サロモのことを思うと一抹の寂しさを覚えるが、サロモに代わって彼女を守ってくれる人が現れたのは喜ばしいことだとスマラは思った。 相手が誰か分かったのは、3日後に開かれた宴の席だった。 ホンタイジが十五王子のドドに庶福晋としてノミンを与えると宣言したのだ。 第30話 ハルジョルのおなかの子を殺した本当の下手人は燕側妃だと判明した。 スマラがハルジョルへの贈り物として刺繍絵を作ることを知り、侍女のジーランに命じて密かに刺繍糸に麝香を染み込ませたのだ。 事を重く見たホンタイジは、すぐさま彼女を処刑するよう言い渡す。 悪事が露呈し言い逃れはできぬことを悟った燕側妃は、寵愛を奪ったハルジョルを恨み、怨霊となってたたってやると呪いの言葉を放って自ら首を切り、果てるのだった…。 第31話 冷宮に追いやられたうえ、愛娘のヤトゥとも引き離されたことで自暴自棄になり、池へ身を投げようとするブムブタイ。 すんでのところでスマラに助けられたものの、気が弱っていたためか、その晩、高熱に見舞われてしまう。 同じ頃、美貌を取り戻さなければホンタイジの寵愛を失うのではと危惧するハルジョルは、額の傷痕を一刻も早く治すべく、遠方の医者の元に向かっていた。 その道すがら、彼女は突然、黒衣の集団に襲われ…。 第32話 もう愛は消えたと、スマラに告げられたドルゴンは、悲しみのあまり大酒をあおった。 酩酊し、トゥオヤーをスマラと勘違いして愛の言葉を囁くドルゴン。 ドルゴンは、そんな彼女を抱き上げ寝台へと向かうのだった。 一方、愛するがゆえ、ドルゴンに心にもないことを言わざるを得なかったスマラは、タタールへ向かう馬車の中で1人涙を流し…。 第33話 病弱なハルジョルが倒れ、命が危ぶまれる状態に。 それを聞いたジェルジェルは顔色を変え、これまでどんな苦労にも耐えてきたのは、自分が王妃という位にあったからこそだと怒りをにじませる。 他に手だてはないと説得にかかるホンタイジだったが、いくら忠実なジェルジェルでも、王妃の座を譲るなど承諾できるはずもなく…。 第34話 サルラの作った毒に苦しむスマラ。 助けるには、スマラを愛する男の目玉を使って作る毒消しが必要だという。 にわかに信じがたい話だが、他に策がなければやむを得ない。 自分のために誰かが傷つくことを望まないスマラの性格を思ってのことだ。 だが、スマラ自身が2人の話を密かに聞いてしまい…。 第35話 タタール平定を実現したスマラとドルゴン。 2人はその功績が認められ、とうとうホンタイジから結婚の許しを得ることができた。 長年の夢がかなうことに喜びもひとしおのドルゴンはさっそくスマラを娶る準備を始める。 そんななか、祈祷をしていた大師に天からお告げが。 ハルジョルの病をはじめとした不吉な兆しは吉祥の始まりで、天命を受けた仙女を捜し、その神通力を解放して王妃の位を与えれば、天が後金を守るというのだ…。 第36話 仙女だとして祈年宮に閉じ込められたスマラ。 どうにか抜け出そうと考えていた矢先、後金の国運を左右する仙女を皇帝に献上しようと企む明の刺客が押し入り、彼女は連れ去られてしまう。 事件はそれだけではない。 こたびの仙女捜しを進言した大師が、突然、謎の死を遂げ…。 その時、死んだはずのスマラが目を開いた。 予言どおりに生き返ったのを見て、周りは騒然。 これは明軍の中に潜むドルゴンの配下とスマラの共謀なのだが、何も知らない兵たちは彼女を本物の仙女だと信じ込み、天命に逆らって出陣すれば明軍は全滅すると恐れ始めた。 大将軍は、兵を惑わすスマラに止めを刺そうとするが…。 スマラは、簒奪だけは避けなければならないと忠告するがブムブタイは耳を貸すどころか、もしドルゴンが大ハンになったら王妃の座を自分に譲るよう言い放ち…。 第39話 ヌルハチがホンタイジを後継者に選んだことは紛れもない事実だった。 ホンタイジの独言を物陰で偶然聞いてしまったスマラは、自分が遺詔を早く処分しなかったがために後金を危機にさらしてしまったことを懺悔する。 同時に、後金の平和と安寧を願って命をささげると、亡き先ハンに誓うのだった。 その頃、ドドたちとともに宮殿に乗り込んだドルゴンは、ハン位を返すと天下に布告すれば命だけは助けるとホンタイジに迫り…。 第40話 ホンタイジに嫁いでから今まで、どれだけ苦しい思いをしながら尽くしてきたか、涙ながらに語るジェルジェル。 陰謀渦巻く後宮で唯一頼りにしていたランばあやも失った。 そのうえホンタイジからは、権力に目がくらんだ女だと思われ、彼女の心は疲弊していたのだ。

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