ある 日 どこ か で。 ある日どこかでのレビュー・感想・評価

ある日どこかで

ある 日 どこ か で

ある日どこかでのネタバレあらすじ 簡単なあらすじ 【起】 - ある日どこかでのあらすじ1 時は、1972年。 大学生のリチャードは、自作の処女作である戯曲の、舞台化の成功を祝うパーティーに出席していました。 そこへ一人の見知らぬ老婆が近寄り、リチャードに古びた金の懐中時計を手渡すと、「帰ってきてね」とだけ呟き、去っていきました。 それから8年後。 ブロードウェイの脚本家として成功していたリチャードでしたが、新作が思うように書けず、気分転換に旅に出ることにします。 途中、大学時代から評判を聞いていたグランド・ホテルの前を通りかかり、そこで一泊することを決めます。 リチャードは、何気なく入ったホテルの史料室で、一枚の写真を見つけます。 それは、美しい女性が静かに微笑む写真でした。 リチャードはひと目見てこの写真の、写真に映っている女性の虜になってしまいます。 リチャードは、1910年からこのホテルにいるという荷物係りのアーサーに、写真の女性のことを尋ねます。 女性の名は、エリーズ・マッケナ。 一世を風靡した女優で、ホテルの湖畔にある劇場に出演したこともあるとのこと。 しかしその舞台は1912年、70年近くも前のことでした。 それでもリチャードは、彼女のことが片時も頭から離れなくなります。 一泊の予定だった滞在を伸ばし、町の図書館でエリーズのことを調べ始めます。 そして、女優を辞め隠遁生活を送っていたというエリーズの晩年の写真を見つけるのですが、それは大学時代リチャードに懐中時計を手渡した、あの老女でした。 リチャードは、エリーズが住んでいた家を訪れ、世話役をしていた女性から、エリーズがすでに亡くなっていることを聞き。 そしてリチャードが持っている、老女から手渡された懐中時計は、エリーズが大切にしていたものだったと知ります。 リチャードはエリーズの遺品の中に、大学で哲学を教えていたフィニー教授の著書を見つけます。 タイトルは、「時の流れを越えて」。 この本は、エリーズの愛読書だったとのこと。 更に、エリーズが特注で作ったという、グランドホテルをかたどったオルゴールを開けると、流れてきたのはリチャードが好きでいつも聞いている曲、「パガニーニの主題による狂詩曲」でした。 【承】 - ある日どこかでのあらすじ2 リチャードはフィニー教授に会いに行き、「時間を越えることは可能なのか」について聞きます。 教授は自身の経験を語り、短い時間ではあったが、「今ではない時間にいた」のは間違いないと語ります。 そのためには周りの環境が大事で、自分は今違う時間にいるのだと、行きたい年代と月日を何度も呪文のように繰り返し、自己催眠をかけるのだと。 そして、現代に戻ったあとは、もう2度と行きたくないと思うほどの疲労を感じたと言います。 リチャードはフィニー教授の話に従い、服装も髪型も1910年風に変え、コインも1910年のものを購入し。 「現在」を感じさせるものを断ち切って、エリーズに会うため、時空を越える旅に挑みます。 自分は今1912年のグランドホテルにいる、エリーズもここに滞在している・・・自分でテープに吹き込んだ声を何度も繰り返し聞きますが、上手くいきません。 ここでリチャードはあるアイデアを思いつきます。 もし自分がこの「時間旅行」に成功するなら、ホテルの1912年の宿帳に、自分の名前が記されているはずだ!リチャードは真夜中にアーサーを叩き起こし、古い宿帳を見つけ出します。 そして、リチャードは発見します。 1912年の明日、6月28日。 宿帳に自分のサインがあるのを。 自分が時空を越えるのを「確信」したリチャードは再び身なりを整え、テープの声を聞き始めます。 やがて意識が遠くなり、リチャードは眠りに落ちます。 そして、目覚めた時。 部屋の中の調度品は一変していました。 リチャードは、成功したのです。 ホテルのロビーには、1900年代初頭のファッションに身を包んだ、高貴な紳士・淑女が行きかっていました。 ロビーには、まだ幼い子供のアーサーもいました。 リチャードは早速、湖畔で行われる予定の、エリーズの舞台を見に行きます。 リチャードは遂に、湖畔で一人佇む、エリーズに出会います。 するとエリーズはいきなり、「あなたなの?」と聞いてくるのでした。 リチャードは理由がわからぬまま、「はい」と答えます。 そこに、エリーズのマネージャーであるロビンソンが彼女を呼びに来ます。 そしてリチャードを「つきまとうと、ホテルから追い出すぞ」と突き放すのでした。 【転】 - ある日どこかでのあらすじ3 しかしリチャードは諦めず、夕食会場に、翌朝は朝食を誘いに、エリーズに会いに行きます。 エリーズも遂に根負けし、舞台の前にリチャードと会う約束をします。 見張り役のロビンソンを振り切り、2人は湖畔へ。 最初は警戒していたエリーズも、徐々にリチャードに心を開き始めます。 エリーズは、最初にあった時「あなたなの?」と聞いた理由を話し始めます。 マネージャーのロビンソンは、未来を読める、いわば予知能力のような力を持っていて、いつかエリーズの元に、人生を変えるような男性が現れるだろうとエリーズに告げていたのです。 心を通わせた2人は、舞台の前にキスをし、別れます。 そして舞台を見に来たリチャードの前で、エリーズは舞台上からアドリブで、リチャードへの愛を語るのでした。 第一幕が終了後、舞台裏でスナップ写真を撮るエリーズ。 カメラマンの「いい笑顔で!」という注文があったところへ、リチャードが登場。 リチャードの姿を見たエリーズは、まさに「最高の笑顔」を見せます。 この時撮影されたのが、リチャードがひと目で心を奪われた、あのホテルの史料室に飾ってあった写真でした。 しかしロビンソンは、エリーズのアドリブに激怒。 エリーズが地方の舞台に出ていた16歳の時から育て、大スターへの道を歩ませるという野望に、リチャードの存在は邪魔になると考えたのです。 ロビンソンは第二幕の前にリチャードを呼び出し、雇った粗暴な奴らにリチャードを殴らせ、監禁するのでした。 【結】 - ある日どこかでのあらすじ4 リチャードは監禁された馬小屋から何とか脱出しますが、すでにエリーズの一座は旅立った後。 絶望に打ちひしがれるリチャード。 しかしその時、リチャードを呼ぶ声が。 エリーズは一人ホテルに残り、リチャードと過ごした湖畔を歩いていたのでした。 二人は固く抱きしめあい、愛を確かめ合います。 翌朝、ホテルの部屋で無邪気にはしゃぐ2人。 エリーズは、リチャードがこの時代に合うと思って買った服は、もう流行遅れなので、新しいものを買ってあげるといいます。 リチャードは自分の服を、そう悪くないんだぜと、ふざけながらエリーズに見せますが、何気なくポケットに入っていたコインを見た時、動きが止まります。 1912年のコインに混じって、1970年代の、「現代」のコインが入っていたのです。 それを見た瞬間、リチャードは元の時代に引き戻されてしまいました。 懸命に、またエリーズの元へ戻ろうとするリチャード。 しかし、何度試しても、もうあの時代へ戻る気力も体力も、リチャードには残されていませんでした。 それからリチャードは、エリーズと歩いた湖畔を一人で歩き、史料室のエリーズの写真をただじっと見つめ。 そしてやがて、ホテルの部屋に閉じこもってしまいます。 心配したアーサーが様子を見に来ますが、ずっと水も食事も取らずにいたリチャードはすでに、瀕死の状態でした。 すぐに医者が呼ばれますが、リチャードはそのまま、天に召されます。 天上の眩い光に包まれる中、リチャードは、エリーズと再会します。 長い時を経てようやく再会した2人は、微笑みながら、お互いの手を握り合うのでした。 この映画を見たのはもう十数年前ですが、今でも、劇中効果的に使われている、ラフマニノフ作曲による「パガニーニの主題による狂詩曲」を聞くと、パブロフの犬のように条件反射的に涙がこぼれてしまいます。 それくらい、深く胸に焼き付いている作品です。 「スーパーマン」で筋肉ムキムキのヒーローを演じたクリストファー・リーヴが主演し、「燃える昆虫軍団」で人文字ならぬ「虫文字」で、壁に「WE LIVE」と書いたジュノー・シュウォークが(昔は「ヤノット・シュワルツとかシュワークという表記が多かったんですが、今はこの表記で定着しているようです)監督したこの映画が、こんなにもセンシティブな作品になるとは!これはもう、映画の神様が起こした「奇跡」と言えるのではないかと。 その「奇跡」は、映画の中盤過ぎ、エリーズの写真が撮られるシーンではっきりとします。 舞台の幕間に、恐らく劇団の販促用ですかね、舞台で着た衣装のまま撮影するシーン。 人気女優ゆえの「お仕事」だと思うのですが、カメラマンに「いい笑顔で!」と言われ、エリーズは宣伝用の笑顔を「作る」。 しかしそこにいとしいリチャードが現れ、エリーズの笑顔は、ぱあっと輝き始める・・・!なぜ、リチャードがあんなにも、この写真に惹かれたのか。 運命かのように、魅入られたのか。 その理由が明かされるシーンです。 エリーズは、他の誰でもなく、ただリチャードのために微笑んだ。 だからこそ、リチャードはその写真に惹かれた。 言い換えればあの写真は、史料室の中でずっと、リチャードが来るのを待っていたのです。 壁の前で、微笑をたたえながら。 時を越えて、リチャードへの想いが届いたのですね。 そして、マネージャーに監禁されたあとに、劇団が去ってしまったと落ち込むリチャードの後方に、小さくエリーズの姿が映し出されるシーン。 そのエリーズの足取りも何か寂しげで、でもリチャードのような人影を見つけ、一気に駆け出し・・・この「一枚の(動く)絵」かのようなアングルのシーンは、何度見ても「凄いなあ」と思います。 これはやっぱり、「奇跡」だろうと。 もちろん、タイムスリップSFとしてツッコミどころは色々とありますが、あの金時計はどこから来たんだよとか、自己催眠で過去へ行くって、バーチャルな世界を体験するならともかく、現実に影響を与えてしまうのはなぜ?とか・・・でも、その答えは、映画を見た人がそれぞれの解釈を、それぞれの胸のうちにしまっておけばいいんじゃないかな、と思います。 この至高のラブストーリーに、小難しい理屈はいらない、似合わない。 本当に、こんな素敵な物語を「映画」という形で提供してくれた、スタッフとキャスト全員に感謝したいです。 そして自分が、「映画好き」で良かったなあと、心から思えます。 これは、そんな思いをおこさせてくれる、数少ない映画のひとつです。

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「ある日どこかで」日本版ホームページ

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母校ミルフォード大学で処女作が初演された新進の劇作家リチャードは大成功をおさめ、パーティーを楽しんでいた。 そのリチャードの元へ現れた老婦人は、リチャードに金時計を手渡すと「私のもとへ帰ってきて」という言葉を残し去っていく。 それから8年という歳月が流れ、人気劇作家となっていたリチャード(スランプ中)は再びミルフォードを訪れていた。 ミルフォードのグランドホテルに宿泊を決めたリチャードは、アーサーという名の年老いたホテルマンに部屋まで案内してもらう。 ホテル内の展示室をふらりと訪れたリチャードは1枚の古い写真に目を奪われる。 それは驚くほどに美しい女性だった。 ホテルマン・アーサーによると、その女性は過去に人気女優だったエリーズ・マッケナだという。 彼女のことが気になって仕方なくなったリチャードは彼女に関する手がかりを探し始め、ついに町の図書館で彼女についての記録を見つける。 彼女は8年前にパーティーに現れたあの老婦人であった。 リチャードは、かつてエリーズの秘書を務めていたローラの元を訪ねる。 ローラはあの金時計がエリーズの宝物であったことや、彼女は8年前に亡くなってしまったことをリチャードに伝える。 エリーズの遺品の中から「タイムトラベル」という本を見つけたリチャードは、本の著者を訪ねる。 タイムトラベルの方法を聞き出したリチャードは早速助言通り、1912年の世界に入り込むために服装もその当時のものを用意し、自己暗示をかけた。 なかなかうまくいかなかったものの、ただひたすらに自己暗示をかけ続けた結果、ついにリチャードはエリーズのいる1912年に行くことに成功する。 1912年のグランドホテルで目を覚ましたリチャード。 ホテルのロビーには子供時代のホテルマン・アーサーがいた。 リチャードは、公演でグランドホテルに滞在中のエリーズを探す。 ようやくエリーズを見つけたリチャードは本物の彼女の美しさに驚きを隠せない。 一方エリーズは「あなたなの?」とリチャードに聞く。 しかしエリーズのマネージャー、ロビンソンが突如現れ、二人を引き離してしまう。 警戒している様子のロビンソン。 「あれは彼なの?」と問うエリーズにロビンソンは「君にしかわからない」と言う。 何度もエリーズに接近する機会をうかがっていたリチャードはついに散歩に誘うことに成功する。 リチャードとエリーズは二人だけの時間を存分に楽しむ。 エリーズは過去にロビンソンから「人生を変える人物に出会うだろう」と予言されたことがあると打ち明ける。 散歩を終えホテルに戻った二人はキスを交わすが、ロビンソンの妨害にあってしまう。 エリーズはリチャードにその晩の公演を見に来て欲しいを頼む。 その晩。 演劇の客席にリチャードの姿を見つけたエリーズは台本とは違うセリフをしゃべりはじめ、ついには「愛してる」と告白してしまう。 大成功に終わった公演だったが、マネージャーのロビンソンは激怒していた。 ロビンソンはリチャードを呼び出し、縛って馬小屋に軟禁する。 翌朝、どうにかリチャードが逃げ出した時にはエリーズ達劇団員たちはすでにホテルを後にしていた。 ショックからうなだれるリチャードだったが、劇団員に別れを告げてリチャードを待っていたエリーズが目の前に現れる。 再会に大喜びし、永遠の愛を誓いあう二人。 ホテルの部屋で食事を楽しみながら将来の約束をするエリーズとリチャード。 「買い物に行き、その流行おくれの服を買い替えましょうよ」というエリーズに「この服はポケットがたくさんあり、コインも入るんだ」と自慢げなリチャード。 最高に幸せな時間を過ごしていた二人だったが、その時リチャードの背広から1972年と刻印されたコインが出て来てしまう。 それを見た瞬間、リチャードは現代に引き戻されてしまう。 再びエリーズの元へ戻ろうと何度も催眠術をかけようとするがことごとく失敗するリチャード。 大きな絶望からリチャードは急激に衰弱していってしまう。 ホテルマンのアーサーが部屋を無理やりこじ開けた時にはリチャードの命は消えようとしていた。 薄れていく意識の中で、リチャードはエリーズが迎えに来たことに気付く。 リチャードの顔にはかすかな笑みが浮かんでいた。 ある日どこかでの音楽が名曲揃い!!オリジナルサウンドトラック紹介も 「ある日どこかで」が素晴らしい理由の1つが間違いなく音楽です。 特に、ジョン・バリー作曲の「ある日どこかで/Somewhere in Time」はいつ聞いてもジーンと来る素晴らしい曲。 そういえば、2018-2019年シーズンのフィギュアスケートで韓国のイム・ウンス選手がこの曲を使用していますね。 過去で言えば、アメリカのアシュリー・ワグナーさんや、浅田舞さんもこの曲を使用していたと記憶しています。 なんというか、しっとり優雅で美しいけど、どこかせつなく、心が激しく揺さぶられる音楽です。 また、 ラフマニノフの「パガニーニ・ラプソディ」も言わずもがな名曲中の名曲。 音楽がお好きな方ならこの映画を観た事がなくてもご存じかもしれません。 名曲が揃った「ある日どこかで」のサウンドトラックはこの映画のファンなら持っておきたい1枚。 私も持っていますが、1人の夜にエンドレスで聞いてしまう中毒性のあるCDです。 米英戦争は、米国とイギリス(+カナダ+ネイティブアメリカン部族)との間で行われた戦争だよ 1898年には 環境配備のためエンジン付きの乗り物がすべて禁止されており、島内での足は馬車か自転車のみ。 「ある日どこかで」の撮影は1979年5月から8月の間に行われました。 この島にあるビクトリアン調の「グランドホテル」が実際に映画で使われており、今でもこのホテルでは毎年記念イベント、「Somewhere in Time Weekend」が開催されているそうです。 ヒューロン湖が美しいですね。 映画「ある日どこかで」に出てくるセリフの中で使える英語表現 I used to drive him crazy. 「私はよく彼をイライラさせていました」 Drive someone crazy・・・ 人を)イライラさせる、発狂させる I used to drive him crazy playing ball in the lobby. 「私はよくロビーでボール遊びをして、彼を苛立たせていた」 She was a famous actress in her day. 「やったぞ!」 make it・・・何かを成し遂げた時(ミッション・コンプリート状態の時)に使う表現。 I made it home!! 「生きて帰って来られたぞ!」 Would you care to sign the register now? 「今名簿に署名をして頂けますか?」 Would you care to・・・?・・・~して頂けますか? よく使われる表現ですが、とても丁寧な言い方です。 Would you care to join us?! 英語で「ある日どこかで Somewhere in Time 」を読んでみよう! 私の愛読書の1つがこちら。 この本を買った当初は英語での読書に慣れておらず、数ページ読んでは止まり、数ページ読んでは止まり、、、の繰り返しでした。 でも、読むのを習慣にしたらスラスラ読めるようになります。 そもそも、この本は320ページあるのですが 易しくわかりやすい言葉で書かれていますので、英語レベルが中級以上であれば問題なく読めます。 映像も最高ですが、こういった文字だけの本も素晴らしい。 物語が素晴らしいため、作品の世界に入り込めます。 「ある日どこかで」の本(洋書)に関する記事も書いてます。 耳コピしてピアノでメインテーマ曲を弾いたりもしてました。 しかし、初めてこの作品を見た時は、しばらく呆然としていてなかなか戻って来られなかったことを今でも覚えています。 それぐらい衝撃でした。 時空を超えてでも一緒になりたかった二人。 というか、年齢が違い過ぎた彼らには時空を超えるしか一緒になれる方法はなかったんですよね。 そして、それが叶わなくなってしまうと、次は人生を終えないと再び会うことはできないと。 なんて美しく、そしてせつないお話なんでしょう!!.

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」 ある老女のひとことで物語は動きだす。 リチャード・コリアー()は、脚本を手がけた舞台の初公演が終わったばかりだった。 これからの自らの活躍に期待を膨らませ、仲間と成功を喜び合った。 すると一人の老女が現れる。 リチャードの元へ静かに歩み寄ると、金時計を手渡した。 「帰ってきてね。 」 そう言うと、老女はまた静かにリチャードの元から去っていった。 それから数年が経ち、リチャードは80年代を代表する人気脚本家として忙しい日々を送っていた。 産みの苦しみに直面し、スランプに陥っていたリチャードは作品のインスパイアを求め旅に出る。 とある避暑地にあった老舗ホテル、「グランドホテル」。 リチャードはこのホテルに立ち寄り、一泊することに。 暇を持て余したリチャードは、ホテルにあった歴史資料館である女性の写真を見つける。 彼女の名は、エリーズ・マッケナ()。 1912年にした人気女優だった。 当時、このグランドホテルにて公演を行った際に、記念に撮られた写真だったのだ。 リチャードは彼女の美しさに心奪われ、来る日も来る日も写真を眺めに、 歴史資料館に立ち寄った。 写真の中のエリーズに虜になったリチャードは、彼女についてもっと知りたい、と エリーズを古くから知る友人や、ホテルの支配人など、たくさんの人物に彼女について聞いて回る。 彼女が人気女優だったこと、明るく朗らかな女性だったこと、生涯独身だったこと。 ある日をきっかけに彼女の人生は180度変わってしまったこと。。 そして、衝撃の事実を知ることとなる。 数年前のあの日。 リチャードに金時計を手渡した老女。 彼女こそがリチャードが心奪われた女性、エリーズ・マッケナだったのだ。 「帰ってきてね」という彼女の一言で何かを悟ったリチャードは、彼女と自分には何か運命的なものがあるはずだ、と半ば狂信的に、タイムトラベルの方法を見つけ出そうとする。 そして、母校の「時間旅行」という本を執筆した恩師に掛け合い、ついにタイムトラベルを決行。 洋服、お金など全てを1912年代のもに変え、 グランドホテルに戻り、ベッドの上で自己催眠を始める。 目がさめると、リチャードは1912年代に。 エリーズを見つけたリチャードは早速彼女とコンタクトを取ろうと必死になるも、当時人気の絶頂だったエリーズにはお目付役として敏腕マネージャーのロビンソンの存在が。 ロビンソン()に警戒されるリチャード。 それでも諦めず、エリーズへひたむきに想いを寄せるリチャードの姿に、エリーズ自身が心ほだされ、惹かれていく。 ロビンソンの厳しい監視をくぐりぬけ、つかの間の時間をともに過ごすようになった二人。 二人には時間など必要なく、見る見る間に惹かれあった。 そして、ロビンソンの邪魔をよそに、 「こんな気持ちは生まれて初めてよ。 だから気持ちを上手に伝えられない。 」 エリーズが舞台で自らのセリフをアドリブに変え、観客席のリチャードをまっすぐ見つめていう。 二人はまさに運命の出会いを果たし、結ばれたのだった。 幸せな夜を過ごした翌朝、 ホテルの部屋で半分裸のまま二人きりの時間を思う存分楽しんでいた。 「あなたの服は時代遅れだわ。 買い替えなくっちゃね。 」 とリチャードをからかうエリーズ。 「そんなことないさ。 ほらこうしてポケットがついているから、コインを入れて... 」 とポケットからコインを取り出すリチャード。 すると、コインには「1979」の文字が。 タイムトラベルの必須条件は「現代(80年代)のものを1912年に持ち込まないこと」だった。 コインを取り出した瞬間、タイムトラベルは崩壊し、リチャードは80年代に引き戻されてしまう。 そして... と映画はラストへ。 時空を超えた愛の物語は衝撃のラストで幕を閉じます。 映画公開当初、アメリカでは酷評の嵐だった「」。 と言われ、興業収入も芳しくなかったらしいのですが、 それでも、物語、音楽の美しさにアメリカ全土でファンが多いのも事実。 公開当初から現在にかけてじわじわと人気を獲得した映画といったイメージ。 音楽の担当は、。 「野生のエルザ」や「真夜中のカウボーイ」などを手がけたイギリス出身の作曲家。 、を5度も受賞している名作曲家。 この映画の何がいいって、音楽が本当に素晴らしい。 のラプソディーを聞くと、エリーズとリチャードが一緒にボートに乗っているシーンが頭に浮かび上がってくる。 シーンの一つ一つにつながる素晴らしい音楽がちりばめられている。 ほんの少しの時間を共に過ごし、愛し合った二人の悲しくも美しい物語。 人が愛し合うのに時間なんて必要ない。 いつか終わってしまう、と思うと人はなんとかして終わりを遠ざけようとする。 逆に、終わりが見えないものに対しては、マンネリを感じおざなりにしてしまう。 いつまでも、永遠に一緒にいたいと願う気持ちはみんな同じなんだろうけど、 時空や時代を超えて愛し合う強さや執着心みたいなものは、 時間が永遠じゃないとわかっているからからこそ、なせる技なんじゃないかと思った。 それでも、そんな執着心と自分の気持ちを押し殺してでも、 どうしても自ら終わらせなくてはいけないこともある。 映画を見終えて、そんなことを考えた。 だんだんあったかくなってきて、新緑の香りみたいなものがふわふわと香っている。 でもまだ夏にはなっていない。 春といえども、桜は散ってしまっている。 春と夏の間、中途半端なこの時期、まさに今の私。 笑 もっとたくさん映画を見て、今夜みたいにいろんなことに想いを馳せてみよう。 もう答えはすぐそこまできている。 なんとなく、今日の夜風みたいにふわふわと香ってきているんだから。 (完全自己満ブログになっちゃったw) 「」 気持ちのいい夏の夜に、外の空気を感じながら観るのなんていかがでしょう。 映画の美しいシーンたちがバッチリ合います。

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